マイナス霊の種類とその影響
はじめての救霊
救霊ってどんなもの?

深見東州先生の著書の救霊(除霊)に関する箇所
「神界からの神通力」  第二章 言霊除霊と怨念霊 より
神界からの神通力

●効用大きい言霊除霊

ところで、私はときどき、こんな質問を受けることがある。

「先生はどうして、ほかの霊能者のように光エネルギーやパワーで除霊しないで、和歌や長歌を詠って除霊するのですか」

もっともな質問である。世に霊力や光エネルギーで除霊する人は多いが、和歌や長歌を詠う言霊除霊を行っているのは、おそらく私一人ではないだろうか。

なぜ言霊除霊をするのか。それは憑依霊を心から納得させて、本来居るべき霊界へ救ったあとも永続的に、いや、来世生まれ変わってきても幸せで、有意義な人生を送ってもらうためである。パワーで除霊しようと思えばできないことはない。しかしそれでは、本当の意味での憑依霊の救いにはならない。憑依霊といえども決して追い払うのではなく、未来永劫までも救ってあげなくてはならないのだ。

だから私は、ご神霊と一体になった和歌、長歌のなかに憑依霊の宿命や霊界の法則を詠い込み、霊を真実悔悟させるわけである。こうして初めて、霊自身の想念が転換でき、その結果霊層が上昇し、すばらしい霊界へ帰っていくことができるのである。

だから、私の除霊は"救済除霊"といったほうが正確ではないかと思う。

言霊除霊の効用はそれだけではない。除霊を受けている本人も想念を転換できるのである。ご神魂のこもった和歌、長歌を聞くことにより、霊界の法則や人生の本義を悟ると同時に、本人の御魂を覚醒することができるのである。

先にも述べたように、除霊をしたあと本人の想念が変わらなければ、本質的な幸福感からいえばあまり意味がないといわざるを得ない。除霊の結果、性格が明るくなり、人生に対して前向きに取り組めるようになって初めて、本当に除霊を受けたといえるのではないだろうか。

(略)

言霊除霊の効用はもうひとつある。それは本人ばかりでなく、家庭全体の運勢が向上することである。というのは、言霊除霊を行っている最中は、ご先祖の霊も大勢一緒に聞いて納得し、浄化されるため、これら大勢の先祖霊の霊層が向上して、前にも増して子孫への守護が強化されるようになるからである。

最後に除霊に関していえば、除霊自体も大切であるが、むしろ除霊をしたあとの本人の姿勢のほうが大切であるといえよう。それが除霊効果を倍化させるのに不可欠な要素なのである。

いかに想念を明るく前向きにするか。また、正神界の守護神、守護霊の力と守護を受けるべく誠を尽くして才能を開花させるか。それはひとえに本人の自覚と精進、努力にかかってくる。しかし、マイナス方向に引っ張る大きな原因はすでに取り去ってあるので、精進と努力が実を結ぶ度合いは大きいはずである。

私は多くの人が想念を転換して、正しい守護神、守護霊の加護を受け、天が与え給うたそれぞれの才能と使命をまっとうされるよう願ってやまない次第である。